コンパクト1Uハーフサイズでマルチデバイス向けのリアルタイム映像配信が可能なメディアトランスコーダ「HVX300 Live」を発売
2016年9月16日

NTTエレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:萩本 和男、本社:神奈川県横浜市神奈川区、以下NTTエレクトロニクス)は、設置場所を選ばないコンパクト1Uハーフサイズ筐体でカメラ映像をマルチデバイス向けにリアルタイム変換&ストリーミング配信できるメディアトランスコーダ「HVX300 Live」を2016年8月より発売を開始いたしました。

スマートフォンやタブレット端末の高性能化やインターネット回線の高速化により、テレビやPCだけでなくスマートフォンやタブレット端末で動画を視聴するのが一般的になりました。あらかじめアーカイブされた映像をマルチデバイス向けに配信するサービスの普及が進んでいます。その一方で、各種スポーツイベントや災害の現場で撮影した映像を、マルチデバイス向けにリアルタイムで高画質に配信するためには、映像配信用の機材の性能や大きさにより制限があります。

今回発売するメディアトランスコーダHVX300 Liveは、コンパクトな1Uハーフサイズ筐体、質量約3.8kgで持ち運びが容易で、SDI/HDMI/IPでの映像入力に対応。カメラ映像やIPエンコーダの映像を直接HVX300 Liveに入力して、HLSやRTMPなど業界標準フォーマットで出力できます。これにより、イベント会場や災害現場から少ない機材で迅速に映像をリアルタイム配信して関係者のスマートフォンやタブレット端末で映像を確認する用途だけでなく、サードパーティーの配信サーバや蓄積サーバなどと組み合わせた大規模なシステム案件にも適応可能で、マルチデバイス向け映像配信の幅広いニーズに対応します。

製品写真「メディアトランスコーダHVX300 Live」
HVX300 Live 小型メディアトランスコーダ

HVX300 Liveの特徴

  • 設置場所を選ばないコンパクト1Uハーフサイズ筐体
  • SDI/HDMIの映像入力に対応。カメラから直接入力できます
  • IP(RTP/UDP)の入力にも対応。IPエンコーダからのストリームを直接入力して別フォーマットへ変換できます
  • 映像の解像度やフレームレートを柔軟に変換できるので、回線帯域が狭い環境においても、その環境用に調整した画質劣化を抑えた映像伝送ができます
  • HLSやRTMPなど各種アダプティブストリーミングフォーマットが使用可能。対応プレーヤーとの組合せで、視聴者の回線状況に応じて最適な映像品質で配信できます

HVX300 Liveの主な仕様

入力インタフェース/フォーマット HD-SDI/SD-SDIまたはHDMI×1
※入力は、SDI、HDMIのどちらか1系統の選択になります。
MPEG2-TS over IP(RTP/UDP)
プリプロセッシング Crop、Aspect比自動認識
ブライトネス、デインタレース
Logo挿入機能(最大4画像)
エンコードフォーマット H.264 BL/MP/HP
AAC(LC、HE v1/2)、MPEG-1 Layer II
ストリーム出力フォーマット TS over IP、UDP/RTP Unicast/Multicast
Apple HTTP Live Streaming (HLS)
Adobe Dynamic Streaming RTMP
LANポート 2ポート(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
EMC規格対応 VCCI Class-A
動作周囲温度 10~35℃
質量 約3.8kg
消費電力 約80W(最大220W)
外形寸法 217mm×365mm×42.2mm(突起物を含まず)

販売価格

オープン価格

発売時期

2016年8月発売開始

小型メディアトランスコーダ「HVX300 Live」の製品紹介ページへ移動する »

ニュース

ページの先頭へ