ネットワーク社会のさらなる発展を
支えるために、光スイッチの開発を担う。
ネットワーク社会のさらなる
発展を支えるために、
光スイッチの開発を担う。
フォトニック
コンポーネント事業本部
T.M
2018年入社 情報理工学系研究科 卒
光通信に関心があり、大学時代は関連技術などを研究。学生時代は学術研究の側面から学ぶことができたため、仕事ではユーザーと接する立場で製品開発を行いたいと考えてNTTエレクトロニクスに入社。
※会社名が変更となる前の取材内容です。旧社名での表記となっております。
光スイッチの開発全体を統括し、
PLCの設計も担当
私は光スイッチの設計・開発の主担当を任されています。光スイッチとは、光通信ネットワークの交差点となる箇所で使用され、光信号の行き先を切り替える製品のこと。ネットワーク上でデータを送信する際に、指示通りの送り先に届けるためには光スイッチが必要です。
製品開発の流れは、まずはお客様とのやりとりによって新製品が実現すべきパフォーマンスや品質レベルなどの仕様を決定するところから始まります。私は主担当として、そうしたお客様とのコミュニケーションから開発チームの統括、製造を担う子会社との調整までの開発全体に関わります。また、開発全体を見るのと同時に、光スイッチのコア部品となるPLC(平面光波回路)チップの設計を並行して進めています。
先端技術によって生み出される製品の強み
社員の人柄と、NTT研究所の技術を活かせる開発環境に魅力を感じて、私はNTTエレクトロニクスへの入社を決めました。NTT研究所との連携によって先端技術を保持していることは、光スイッチの開発においても大きな強みとなっています。
光信号が光スイッチを通る際には、散乱や吸収によって光の量を損失するものです。しかし、当社の製品はそうした光の損失を抑えることができ、従来使用していた光信号の増幅器を用意する必要もなくなります。増幅器を接続しないことで信頼性も高まり、コストも削減できます。
もうひとつの特長をあげると、集積密度が高いこと。500個を超える光スイッチ素子を1つのPLCチップに集積することができるため、小型かつ多ポートな光スイッチを実現することができます。
先輩エンジニアのように、
業界全体に貢献できる存在へ
入社当時と比べると、技術力を含めたあらゆる面で成長を感じますが、周囲とのコミュニケーション力が最も伸びたと自分では感じています。上司や先輩たちの意見を聞きながらも自分の意見を持ち、ディスカッションなどを通して一番よい結論を導き出せるようになってきました。
将来は業界の基準指数を決める“標準化団体”の会議に参加できるようなエンジニアになりたいという目標を持っています。そのためには幅広い製品を担当した経験や知識が必要になってきますし、他社製品に関する知見も求められます。NTTエレクトロニクスには、豊富な知識と的確な判断力を持ち、標準化団体に参加することで業界全体に貢献している先輩エンジニアがいるので、私もそうしたエンジニアへと成長していきたいと思います。
ある日の
スケジュール
ONE DAY SCHEDULE
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09:00
出社。メールやその日のタスクを確認。
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09:30
お客様からの問い合わせに対応。
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11:00
開発全体の進捗を確認。製造を担当する子会社への工程説明や予算管理も行う。
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12:00
お昼休憩。社員食堂で同僚と一緒に食べる。
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13:00
製品の仕様や納期についてお客様と打ち合わせ。
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14:00
PLCチップの設計を進める。
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17:30
退社。海外のお客様とコミュニケーションが取れるように、eラーニングで英会話を学ぶ。